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作品の魅力を最大限に引き出すには?

アルバムの制作費は作り方によって大きく異なります。低予算でも良い作品を作る方法はいろいろありますが、自分自身にとって現実的な予算とスケジュールを組むことが重要です。

見た目とサウンドいずれも確かな作品に仕上げるための重要なポイント:

ミキシングとマスタリング

ミキシングとマスタリングは、楽曲制作における音質を担保するために、手抜きすることなく適正な予算を割くべきです。

オンラインでもその手法を学ぶことは可能ですが、限られた時間内で確かな品質を担保するためには、信頼できるエンジニアへ依頼をするのが一番確実でしょう。

ミキシングとマスタリングにかかる費用は千差万別で、エンジニアのスキル、楽曲やアルバム全体の長さ、楽曲データの複雑さやトラック数などによって異なります。

ミキシングやマスタリングにかかる費用は通常、1時間あたり、楽曲ごと、または作業日数単位で発生します。エンジニアの自宅スタジオで行われる場合もあれば、大きな有名スタジオで作業される場合もあります。そのため、何が必要とされるかなど様々な条件によってその費用は異なり、数万円から数十万円まで多様です。

ミキシング

時間をかけてプリプロダクションを行い、トラックごとにレコーディングをしたのち、ミキシングエンジニアの技術を駆使して、ハイクオリティな作品に仕上げます。

マスタリング

ミックスダウンされたデータの音を、マスタリングエンジニアがクリアでまとまりのあるサウンドに仕上げます。これにより、リスナーはどのような再生環境でもあなたの作品を100%楽しめるようになります。マスタリングは、アマチュアとプロのアーティストのサウンドを分ける決定的な要素の一つです。

スタジオ

知識の豊富なミキシングとマスタリングのプロを雇う必要はありますが、だからといって著名なエンジニアにこだわる必要はありません。経験豊富なジュニアエンジニアがインターンとして、最高の多様なプロジェクトに取り組んだケースでは、非常に低コストで作品が完成されています。

スタンダードかつハイコストな手法だけではなく、Abbey Road Studiosのようなオンラインミキシングおよびマスタリングサービスを活用することもできます。このようなサービス上では簡単にオンラインスタジオへアクセスできます。さらには、Spinnupアーティストは10%のディスカウントも利用できます。Spinnupではその他にも提携サービスを多数用意しています。あなたのSpinnupアーティストアカウントでご確認ください。

ビジュアル

アーティスト写真、アートワーク、プロモーションビデオはすべて、リリースを宣伝するための重要なビジュアル素材です。どのように表現するか、明確なイメージを持って準備することがポイントです。

• どのような要素が必要かをリストアップする

• 予算とタイムラインを明確化する

• クリエイターのネットワークを活用する

• ビジュアルイメージの候補リストを作成する

• ポートフォリオを見せてもらう

• 納期とコストを踏まえて契約する。担当者との信頼関係や、プロジェクトの規模に関わらず、必ず適切な契約を結びましょう。

プロモーションビデオやアーティスト写真など、ビジュアルコンテンツの制作を発注する際のトラブルを避けるために、Spinnupブログの関連記事をご活用ください。

リリースに向けたチェックリスト

大規模なリリースの制作に集中できるよう、レコーディングに入る前に、リリースに必要な時間と費用を正確に洗い出しましょう。

• デジタルミュージックストア、ストリーミング両方での規格に正しく沿うように、アートワークの仕様を設計する。

•  オーディオファイルの形式を正しく把握する(MP3は、ほとんどの主要なデジタルミュージックストアでは受け入れ不可です)。

• タイトル、アーティスト名、ジャンル、言語、リリース日、リリースされる国など、関連情報を正しく記載する。

リリース要件、の確認、正しいファイルフォーマットの変換方法、リリースを正しくパッケージ化する方法については、Spinnupのブログをご覧ください。

追加コンテンツの作成

追加コンテンツはSNSなどで活用することにより、作品の話題作りを後押しします。追加コンテンツは高価なものである必要はありませんが、Canvaなどの無料ツールを使用してアートワークを作成したり、Gumtreeなどのフォーラムで新進の写真家やデザイナーを探し出して、作成を依頼することもできます。

追加コンテンツの一例

• 動画・・・ミュージックビデオは、SNSでのリーチを増やし、新しいファンや業界人の注目を集めやすいコンテンツです。歌詞やライブムービーの配信も同じく効果が高いでしょう。なお、SpinnupのパートナーであるRotor Videosでは、特別価格で歌詞のムービーを印象的かつ低コストで制作可能です。詳しくはパートナー紹介ページをご覧ください。

• 写真・・・プロモーションカット、ライブ、バックステージなどを見ることができる360度の写真を活用して、ライブの宣伝や、スタジオセッション配信を効果的に行いましょう。

• SNS用ビジュアル・・・見栄えするSNS用のカバー写真とプロフィール文面を作って、さらに注目を集めましょう。

• GIF素材・・・SNS上で、ユーモアかつクリエイティブな側面を訴求するのに効果的です。

プライベートスタジオ

プライベートスタジオにおいても、適切な機材を揃えるには労力とコストがかかります。駆け出しの段階であれば、なるべくシンプルなスタジオにすることをおすすめします。

すでに作曲をしている場合は、コンピューターとDAWソフトに加えて、以下のようなものを揃えると良いでしょう。

• ヘッドフォン・・・インナーイヤータイプではなく、モニタリング用に耳の上から装着するオーバーヘッド型ヘッドフォンがおすすめです。

• オーディオインターフェイス・・・コンピューターを楽器やマイクに接続し、オーディオ信号を直接DAWに録音するために必要なデバイスです。

• オーディオケーブル・・・あまりに安いものは避けたほうが良いでしょう。

• マイク・・・ライブ用に耐久性のあるダイナミックマイクと、スタジオ用の高感度なコンデンサーマイクを分けて選びましょう。

• モニタースピーカー・・・モニタースピーカーはスタジオでの使用に特化したものを選びましょう(通常のリスニング用のものとは仕様が大きく異なります)。適切なスピーカーは、ミックスの正確な把握と、制作のスピード向上に直結します。

• MIDIキーボード・コントローラー・・・ これらの機器によりMIDIを制御しやすくすることで、DAWのスムーズなコントロールと、プラグインやソフトシンセをフル活用できます。

削るべき経費

PR、マーケティング、グッズ販売はすべてリリースのプロモーションの一部ですが、これらを自分で行うことで、コストを抑えることができますが、あなた自身の時間やリソースを大きく割くことを念頭に置く必要があります。DIYのプロモーションに関しては、SNSが重要な役割を果たします。

必要な機材をプライベートスタジオに設置することができない場合は、機材レンタルを活用しましょう。ほとんどの主要都市には、機材レンタルの業者があります。地元のコミュニティスワップをあたってみるのもひとつの手です。

改めて、作品のリリースには、確かなクオリティの音質とビジュアルが必要不可欠です。

もっと知りたい

インディペンデント・アーティストのためのDIY音楽活動Tipsが満載、Spinnup公式ブログも是非チェックしてみてください!